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東シナ海の風と沖縄の太陽を満喫した糸芭蕉。芭蕉布は、畑で栽培した糸芭蕉の木から丁寧に繊維を採りだします。
植えつけから3年、糸芭蕉が大きく育ち、わたしたちの身長をはるかにしのぐよ うになると、ようやく繊維の材料として利用できます。その間何度かの暴風雨にも耐 え、どっしりと大地に根を張った糸芭蕉だからこそ、上質の繊維が採れるのです。
着尺一反を織るためには、糸芭蕉の木を約二百本切り倒します。それから布になるまで、大きく分けても二十余りの工程があり、およそ半年かけ て、一反の着尺が織りあがります。
さらっとした手触り、生成りの自然な色合い。おんなたちが想いをこめて織り継いできた芭蕉布は、沖縄を代表する伝統工芸の一つです。
「芭蕉布 こもれび工房」は、やんばると呼ばれる沖縄の北部、塩屋湾に面した大宜味村白浜でスタートしました。2008年、大宜味村安根に移動し、[あんね]新工房として活動を続けています。
昔から引き継がれてきた伝統的な製法にこだわり、糸芭蕉の植えつけから布製品として仕上がるまで、すべての工程を手作業でおこなっています。時間は掛かりますが、丁寧にかかわっていきたいと思います。
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