2005年7月の弐
 沖縄の夏の風物詩といえば、エイサー。伝統と格式を誇る本格的なものは、本島中部に集中しています。一方、本来の旧盆行事や出身とは関係なく、楽しみで踊るグループも多くなっています。小中学校の運動会では定番になっており、ある程度は、誰もが経験しています。
 人口3,500人の我が大宜味村にも青年団エイサーがあり、夏祭り前に全部落をまわっています。人口500人を越える塩屋も、16人の白浜も、均等にまわってくれます。公民館と工房に挟まれた白浜の広場で、太鼓を打ちながら、若者たちが華麗に舞います。真夏になったんだなぁと実感させられます。見る方だって、白浜では一人ひとりが貴重な「戦力」なんですよ。拍手するにも、力が入ります。

 この白浜公民館と広場、「こもれび工房」の外壁まで映るテレビCMがあります。ローカルではなく、全国版です。長寿村大宜味の元気なお年寄りたちが、「活力鍋」をPRしています。「白浜」という文字は出ませんが、そのCMを見かけたときは、居合わせた人に「蘊蓄(うんちく)」を傾けて下さい。

 ときどき、二人で旅もします。国内ではレンタカーに寝泊まりし、外国では安宿を探します。食事も安く済ますので、費用の大半は航空運賃になります。できる限りの安売りチケットを利用しますが、沖縄からでは、どうしても高くつきます。東京からのチケット料金を調べると、海外へ行くにも、沖縄に行くにも、かなり割安なんですね。沖縄からが近い台湾やタイでも、成田料金のほうが、はるかに安いです。

 タイ北部、山岳民族の集落で民泊したとき、地機(じばた)で織らせてもらう経験もしました。機織りの原理そのものは高機(たかばた)と同じですが、仕組みの異なる部分がいくつか有り、少しとまどいました。腰に当てた布を押して背筋を伸ばし、支えの板に脚を踏ん張り、肉体を充分に駆使する織りでした。芭蕉布とは対照的な色合いで、着ているだけで幸せ気分にさせてくれそうな織物です。
 電気ガス水道なしの民泊でしたが、あまり違和感ありませんでした。子どものころ、同じような生活でしたから。レンタカーで野宿することを思えば、「あ〜極楽極楽」と言いたくなるような快適な「宿」でした。
 沖縄でたっぷり田舎暮らししているのに、旅に出ても田舎ばかり目指します。一度しか訪ねていませんが、国全体が穏やかに感じられるラオスやスロベニアが、「こもれび工房」の「お気に入り」です。地図帳でも小さくしか載っていませんが、どこにあるかご存じですか?



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