2005年9月の参


  運動会シーズンになりますね。沖縄でも、多くはこの時期におこなわれます。「内地」ならば、「爽やかな秋空のもと」というフレーズが付いてくるのでしょうが、沖縄では完全に夏です。やる方も見る方も汗だく必至。日差しをさえぎる天幕が、人数分だけ必要になります。
  大宜味も、これから日曜日ごとに、中学校、小学校、幼稚園の運動会があります。特に小学校の運動会は、地域総出の大イベントです。4つの村立小学校は、生徒数が全校で39〜58人という小規模校ばかりです。生徒は、いくつもプログラムを掛け持ちします。父兄や地域住民の出番も、けっこう有ります。みんな、本気で走りますよ。午後の部まで持ち越させるために、やたら休憩タイムが長いのですが、そこはご愛敬。
  応援するにも、白浜では子どもが何十年もいません。これからも、現状では可能性はゼロです。白浜の関係者のみなさん、私どもにそう期待されても、年齢を考えたらギネスブック並みの出来事になりますよ。ひらに、ご容赦のほど‥。

  娘が帰省しています。もちろん、飛行機を利用してです。現在では、船舶を利用しての沖縄と「大和」の行き来は、選択肢の中にすら入りません。バーゲン、早割などを使えば、船より飛行機のほうが安くつく時代です。
  しかし、十何年か前までは圧倒的に船が安かったので、東京、大阪、福岡といった場所には、1〜2泊の船旅をしていました。そのころでも乗客は少なく、大きなフェリーに数人とか十数人でしたよ。だから、のんびりはできました。ほとんど揺れません。小さかった娘も、喜んで駆けまわっていました。
  船旅では、大気の変化に敏感になります。緯度により空気の淀みが違います。だんだん離れ、だんだん遠ざかり、だんだん近づきます。じっくり考え事ができます。考えることって、優雅です。点の移動でワープするのではなく、旅が線で繋がります。琉球と大和の「距離」を実感できます。

  沖縄と日本の「温度差」は、娘の世代ではそれほど感じないようです。日本の側からは、ほとんど意識されません。しかし、感じにくくなっていても、この差は確実に存在しています。しつこく、それにこだわっていたいと思っています。  




2005年9月の弐

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